今号『オランダよもやま話(その7)』では、(その6)で予告したとおり、オランダの文学史上最大の詩人、劇作家であるフォンデルについて書いています。(その6)の予告編には、個人的な事情ばかりを書きましたし、また、特に画像資料は不要と自己判断したことでもあり、このブログ上には掲載しないことにします。もちろん、以下のまぐまぐメールマガジンの定期購読をご登録(無料です!)いただければ、お読みいただけますが・・・

実践オランダ語講座Vol.12

では、まず、アムステルダムのフォンデルパークの画像からご紹介しますね。

7258788-lg.jpg

公園のエントランスです。あ、記事には「Vondelpark」とくっつけて書いてしまいました。「Vondel park」とスペースを入れるのが正しいんですね、・・・編集者さん、ごめんなさい。(笑)

園内に建つフォンデルの像は、こちらです。

441px-Beeld_Joost_van_den_Vondel.jpg

bijanner21mei07-2.jpg

上は、2007年5月に用事があってフォンデルパークへ行った時に私が撮ったものです。この後ろ向きのよれよれのスーツを着たおぢさまは、どなたでしょう?(…タネ明かしは記事の最後にします。)

さて、フォンデル、つまりJoost van den Vondelとは、こんな方だったようです。

J_vondel.jpg

Vondel.jpg

そして、フォンデル靴下店(笑)のあった通りの現在は・・・

800px-Amsterdam_little_street.jpg

「コーヒーショップ」という文字なども見えますね。よゐ子のみなさまは、コーヒーは、こういうお店で飲むよりも「カフェ」という看板のお店をご利用になった方がなにかと安心ですので、お気をつけください(笑)。

話が逸れました。軌道修正します。

次は、フォンデルが大変嫌っていたマウリッツ総督(Stadhouder Maurits)です。

Prins_Maurits.jpg

こいつこの人物が、敬虔な法律顧問官のオルデンバルネフェルト(Raadpensionaris Van Oldenbarnevelt)を邪魔者扱いし、策略を企てその挙句に処刑させてしまった張本人です。あんなご立派な建国の父ヴィレムI世の子息でありながら…余談ですが、マウリッツ総督は、こういうひどいコトをしたこともあり(もちろんその他の要因もあります)、結局は民衆から支持されなくなり、失意のうちに世を去りました。

以下は、オルデンバルネフェルトの極刑が決定したドルト会議を描いた銅版画です。

498px-The-Synod-of-Dort-in-a-seventeenth-century-Dutch-engraving.jpg

あの著名な法律家グロチウスも、オルデンバルネフェルト派だったそうですが…

oldenbarnevelt.gif

doodstraf-afb2.jpg

オルデンバルネフェルト、ハーグ、ビネンホフでの処刑の図です。しくしく・・・(涙) この人は、日本人には出島でおなじみの(笑)、VOC東インド会社を設立した人でもありました。

フォンデルは、マウリッツに怒りまくり、批判の風刺詩を書いて、罰金をくらったりもしたようです。

フォンデルの作品そのものについては次号で紹介しますが、この偉大な文学者は数々の偉大な作品を遺し、91歳という偉大な齢(よわい)で世を去りました。

joost_van_den_vondel.jpg

上は、最晩年のフォンデルです。

記事の最後に書いた、フォンデル葬儀の際の記念コインの図柄はこちらです。

vondelpenning.gif

’s Lants oudste en grootste poëet’ (わが国の最も老齢にして偉大な詩人)という文字、そして1679年2月5日という日づけがあるのが見えますね?たった今気づきましたが、2月5日といえば、先週がフォンデルの命日だったわけですね。

ちなみに、おわかりかもしれませんが、's Lants(国の)は、当時のスペリングで、 今の「国」は「Land」です。

さて、フォンデルパークに建つ、立つ、さきほどのよれよれのおぢさまはどなたかというと…

bijanner21mei07-8.jpg

恐れ多くも、チェリストのAnner Bylsma(アンナー・ビルスマ)氏でした。フォンデルパークは「もしかしてお宅の庭ですか(笑)?」というほどの至近距離にお住まいです。これも、私が撮った写真です。

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【2009/02/1107:41】 |『実践オランダ語講座』メルマガ用参考資料
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歴史
山猫婆
ヨーロッパは歴史を感じます。自分はインドネパール等アジア方面を主に旅をしてきたので、新鮮ですね。


Re: 歴史
猫プー@森の国
v-22猫プーさま、

> ヨーロッパは歴史を感じます。自分はインドネパール等アジア方面を主に旅をしてきたので、新鮮ですね。

えっと、違う意味で、という感じですよね。インドも中国も日本も、ものすごい歴史
ありますし。



山猫婆
そうです、言葉が足りず御免なさい。
どうもコメントを短くしようと思ってしまい、失敗です。


Re: タイトルなし
猫プー@森の国
v-22山猫婆さま、

長いコメントも大歓迎ですから、
どうぞお気になさらず。山猫婆さまの
お話も、どうぞいろいろきかせてください。

うちも2匹と一緒にそのへんを散歩しますけど、
オランダは山がないのでまっ平らなんですよ。
そちらは山道のお散歩なんですね。
なんか、なにげにうらやましいかも(笑)。







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コメント
この記事へのコメント
歴史
ヨーロッパは歴史を感じます。自分はインドネパール等アジア方面を主に旅をしてきたので、新鮮ですね。
2009/02/12(Thu)11:35 | URL | 山猫婆 #-[ 編集]
Re: 歴史
v-22猫プーさま、

> ヨーロッパは歴史を感じます。自分はインドネパール等アジア方面を主に旅をしてきたので、新鮮ですね。

えっと、違う意味で、という感じですよね。インドも中国も日本も、ものすごい歴史
ありますし。
2009/02/13(Fri)23:44 | URL | 猫プー@森の国 #-[ 編集]
そうです、言葉が足りず御免なさい。
どうもコメントを短くしようと思ってしまい、失敗です。
2009/02/14(Sat)12:07 | URL | 山猫婆 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
v-22山猫婆さま、

長いコメントも大歓迎ですから、
どうぞお気になさらず。山猫婆さまの
お話も、どうぞいろいろきかせてください。

うちも2匹と一緒にそのへんを散歩しますけど、
オランダは山がないのでまっ平らなんですよ。
そちらは山道のお散歩なんですね。
なんか、なにげにうらやましいかも(笑)。





2009/02/16(Mon)13:37 | URL | 猫プー@森の国 #-[ 編集]
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