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6月24日(火)
友人の博士号授与式がありました。おらが町の大学では、博士号授与式は通常大学本部の小さな部屋で執り行われることになっていますが、その建物が現在修復工事中ということで、代わりにとある教会がその会場となっています。

この博士号授与式、普段は招待をいただき、お祝い持参で出席するだけでいいのですが、今回は「新」博士の、いわばサポート役とでも言うべき「パラニンフ(paranimfと書きます)」を申しつかり(それも主人と2人してです)、大忙しでした。今回文学博士となった友人は、現在はポルトガルに住み、日本語、中国語を教えています。そのかたわら、かつての古巣、おらが町の大学の中国学科にも籍を置き、なんと20年がかりで論文を仕上げたそうです!偉すぎる(笑)!テーマは唐の詩人「李賀」でした。論文は、これまたなんと、3巻(1巻完結というパターンがだいたい普通です)もありました!式までにこれに目を通し(大学の印刷所から届いた論文を教授たちの元に送り届けるのもパラニンフの役目です)論文の内容について質問をする教授たちにしても、慣れているとはいえ、さすがに読むのにひと苦労だったのではないかと思います(笑)。

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質疑応答は55分間と決まっています。

パラニンフは黒の燕尾服といういでたちで式に臨むのがオランダの大学の伝統となっていて、それを町の貸し衣装屋で調達するのが、まあ、だいたいスタンダードな方法です。私のような小人サイズ(笑)など、もしかしたらないかもしれない、なければなにか、コンサートの時にでも着るフォーマルな服で代用しよう、などと思いつつ下見にいったところ、どういうわけか、これがあったのです!びっくり!

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質疑応答の後、教授陣が一旦別室で「会議」し、再度着席すると、
博士号が授与されるスピーチがあります。この時、両脇のパラニンフ2人だけは
起立し続ける決まりとなっています。
 


式が無事済むと、レセプション、そして教授たちなど招待者とのディナーがあります。そのアレンジも新博士ご本人と相談しながらパラニンフが行います。今はメールという、便利な手立てがあるとはいえ、やはりなにかと混乱しながら(笑)の作業となり、至らないこともいろいろあったのではないかとちょっと心配でした。幸い、とくに大ハプニングもなく(とはいえ、余興にルネッサンスフルートで中国の曲を吹こうとしたとき、なんと頭の中が真っ白になって出だしを忘れてしまうという、普段ならありえないことも起きましたが!)、日は暮れていきました。

こんな2人揃ってパラニンフを引き受けるなどというのは、きっと二度とないことでしょう。ディナー会場に博士となった友人と最後まで残って後片づけをしていたときにこっそり撮った記念写真、ここにやはりこっそり(笑)貼りつけておきます。

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実は、我が家の「もうすぐ大学生」は、今回写真係を任命(笑)されていました。




【2008/06/2922:57】 |出来事
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