もとネタはこちらです:実践オランダ語講座vol.36

以下、私の担当する記事のみ、ご紹介いたします。

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3. オランダよもやま話(28)   國森由美子
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 今号では、オランダ語の編み物用語を少しご紹介してみます。

 もう長らく編み物をしていない私ですが(楽しさを知っているだけに残念!)、
かつてセーターなどを手がけた際には、日本の手芸書を見ながら編んで
いました。なので、オランダ語の編み物用語をまじまじと見たのは、
1冊目の翻訳作業に入る前の2009年春頃が初めてでした。オランダの版元
は、参考資料にと自社刊のかぎ編みの本をくれたりもしましたが(親切!)、
自分でもオランダで既刊の編みぐるみ本などを入手し、言葉を探しました。
未知の専門用語とは、事前に少しなじんでおく必要がありますね。

 オランダも含め、ヨーロッパの編み物の本というのは、編み図(パターン図)は
必要最小限、説明の文字が並んでいて、いわば「記述式」のような印象です。
はじめは見慣れない用語に少し面食らいましたが、しばらくじぃ~~っと何冊か
見つめて過ごしているうちに、だんだんわかってきました。そうして判明した
編み物用語を以下に挙げておきます。オランダ側の編集部でもちろんチェック
済みの上、活字となって書籍に掲載されている用語です。

haaknaald かぎ針
stopnaald とじ針
beginlosse    作り目(編みはじめの鎖目のこと)
losse 鎖編み
vaste 細編み
halve vaste 引き抜き編み
afkanten 編み目を止める

 また、「○段目」などという際の「段」のことは“toer”、目を増やす
(増目をする)は “meerderen”、目を減らす(減目をする)は“minderen”と
言い習わされているようです。

 せっかくなので、編み犬の各パーツ名(?)などもどうぞ。これはもちろん、
ほかの動物にも共通して使える言葉です。簡単な言葉は復習のつもりで
読み流してください。

kop 頭
oor 耳
lijf 体(ボディー)
snuit 鼻梁(マズル)
staart しっぽ
voorpoot 前足
achterpoot 後ろ足

 原著では、鼻梁の部分は「口」となっています。手芸書ではそのくらいでも
じゅうぶんなわけですが、オランダ語でその部分をさすには、“mond(口)”
という言葉はふつうでも使わないようです。ほしさんとは、個人的にもおつき
合いがあるので、今も続々と編み犬本を出されていることを知っています。
実は、もし、オランダ語バージョンがこの先も引き続き刊行されることになった
場合、そのうちオランダの版元が「やや!タイトルのネーミングを早まった
かも(汗)?」と思うような事態が起こるのではと、私は密かに楽しみにして
いるのですが…静観します(笑)。

(2011年2月執筆)
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というわけで、このブログでは参考画像として、オランダの編み物の本の
「記述式」な雰囲気を垣間見られるようなものを付け加えておきます。
こちらの編み物の本は、例えばこのようなものです:

nlhakenboek-1.jpg  nlhakenboek-2.jpg

どうです、この「記述式」度。
特に右側のは、2ヶ国語(フランス語とオランダ語)の説明が掲載されている
ので、さらにごちゃごちゃした印象となっていますね。

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【2011/02/1823:28】 |『実践オランダ語講座』メルマガ用参考資料
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Susie
こんにちは。
レシピにしろ、編み方の説明にしろ、西洋のものは文字で書き連ねられたものが多く、読みづらく、理解しづらいと思います。

日本では、そういう説明的なものは箇条書きにしたり、図や写真を入れたりしてわかりやすくなっているような。もしかしたら、日本語自体が曖昧だからかもしれないなと思いました。

Re: あみもの翻訳
Yumiko
そうかもしれませんね。なにしろ「はじめに言葉ありき」(聖書にあるセンテンスらしい)の文化圏
ですもんね。

ビジネスレターなどだと、状況は一変するようです。日本人が書くと、どうも説明的になりすぎ、
表現が曖昧すぎ、結局何を言いたいのかわからない手紙になってしまうという話をよく聞きます。
というか、私も仕事関係のメールなど、なるべく要点だけをはっきりと簡潔に書く努力はしていますが、
それでも「用件以外のことは必要ない。箇条書きにした方がいい」と至近距離にいるネイティブ(笑)
にアドバイスされたり…むじゅかしいもんです(笑)。

> 日本では、そういう説明的なものは箇条書きにしたり、図や写真を入れたりしてわかりやすくなっているような。もしかしたら、日本語自体が曖昧だからかもしれないなと思いました。


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。
レシピにしろ、編み方の説明にしろ、西洋のものは文字で書き連ねられたものが多く、読みづらく、理解しづらいと思います。

日本では、そういう説明的なものは箇条書きにしたり、図や写真を入れたりしてわかりやすくなっているような。もしかしたら、日本語自体が曖昧だからかもしれないなと思いました。
2011/02/19(Sat)03:31 | URL | Susie #-[ 編集]
Re: あみもの翻訳
そうかもしれませんね。なにしろ「はじめに言葉ありき」(聖書にあるセンテンスらしい)の文化圏
ですもんね。

ビジネスレターなどだと、状況は一変するようです。日本人が書くと、どうも説明的になりすぎ、
表現が曖昧すぎ、結局何を言いたいのかわからない手紙になってしまうという話をよく聞きます。
というか、私も仕事関係のメールなど、なるべく要点だけをはっきりと簡潔に書く努力はしていますが、
それでも「用件以外のことは必要ない。箇条書きにした方がいい」と至近距離にいるネイティブ(笑)
にアドバイスされたり…むじゅかしいもんです(笑)。

> 日本では、そういう説明的なものは箇条書きにしたり、図や写真を入れたりしてわかりやすくなっているような。もしかしたら、日本語自体が曖昧だからかもしれないなと思いました。
2011/02/19(Sat)10:03 | URL | Yumiko #-[ 編集]
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