実践オランダ語講座Vol.25

ずいぶん間が空いてしまいましたが、では、「ライデンのレンブラント」連載4回目についての参考画像をあげておきます。

まず、ヤン・リーヴェンスとレンブラントの両方が師事したアムステルダムの画家、ピーター・ラストマンの作品の一例です:

Lastman_Odysseus_and_Nausicaä

タイトルは「オデュッセウスとナウシカ」といい、このような神話や聖書などの物語から題材を取った絵画は歴史画と呼ばれるそうです。これはウィキペディアのPieter Lastmanの項に掲載されています。

ウィキペディアって、相変わらず、こういうヨコ文字世界では大切っぽい事項に、「日本語版なし」という場合が多く見られますね。この項にも、オランダ語以外には11ヶ国語で説明されているものの、日本語版というのはありませんし…オランダ関係の調べものをするには、コレを覚悟しておかねばなりません(笑)。

ヤン・リーヴェンスの項も、ご多聞にもれず(笑)、このとおりです。他言語版を覗きに行ってみると、リーヴェンスの場合には、ご本家オランダ語版よりもフランス語版がさらに充実したページになっていて、パブリック・ドメイン(著作権フリー)の絵画も多いということに気づきます。どこかフランス語圏に、熱狂的なリーヴェンス「ファン」がいるのかも(笑)?

下は、その中から、リーヴェンス作の若きレンブラントの肖像画(左)、自画像(右)です:

464px-Jan_Lievens_Portrait_of_Rembrandt.jpg   517px-Young_Man_in_a_Yellow_Robe_c1630-1631_Jan_Lievens.jpg

リーヴェンスが描いたレンブラントの両親の絵というのは、たとえばこのようなものです:

vaderrembt.jpg  200911291040533ed.jpg

ライデンのアトリエ共有時代の2人の作品は、実はどちらがどう絵筆を入れているのか、専門家でも見分けがつかないほどタッチが酷似していて、現在、(商業的な価値からも)「偉大なレンブラント」の作品とされているこの頃の絵画にも、実はそうと確定できないものがあるということは、それこそ「欧米の」超一級美術専門家たちの間では既に認識されていて、アート系論文などでも触れられていたりします(日本での事情はよく知りません)。

以下は、2人のアトリエを訪問した、コンスタンティン・ホイヘンスの肖像画です。この絵画は、ライデンのアトリエ訪問の後、リーヴェンスがホイヘンスよりの注文を受けて描いたもので、ホイヘンスは、この空を見つめ、思案しているような表情の肖像画を大変気に入っていたそうです。

480px-Jan_Lievens_-_Constantijn_Huygens.jpg

ちなみに、このホイヘンスの息子の1人、クリスティアーン・ホイヘンスの肖像(これは17世紀の別の画家による作品)も残っています:

504px-Christiaans_huigens_by_Caspar_Netscher.jpg

うふ、この絵画は、実は、ある事情から、個人的に萌えている(笑)一作です。某所にてのお友達にはきっとわかるはず…

オランダの重要な文学賞の1つ、コンスタンティン・ホイヘンス賞受賞者は、錚々たるメンバーばかりです。日本ではほとんど知られていないと思いますので、この機に同賞を受賞した文学者の名の列記されているウィキペディアのページをご紹介しておきます。

わお、今回は絵画だらけ、ウィキだらけになってしまいました・・・^^;

「ライデンのレンブラント」は、次号にて締めくくる予定です。今後ともどうぞよろしくお願いしま~す。
 
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【2009/11/2901:10】 |『実践オランダ語講座』メルマガ用参考資料
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