さて、おなじみの参考資料です。今号では、ナチス・ドイツによるオランダ占領が確定してしまった1940年5月14日、別々の場所に住みながらも、偶然ほぼ同日同時刻に世を去ったオランダの2人の作家のことを紹介しました。

実践オランダ語講座Vol.20

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左はMenno ter Braak(メノ・テル=ブラーク)さん、右は Edgar du Perron(エドガー・デュ=ペロン)さんです。それぞれ、dbnl(デジタルオランダ文学図書館)内のページより、当局から「該当ページへのリンクを張るように」という条件のもとに許可を得て掲載しています。

この2人が中心となって編集した文芸雑誌"Forum(フォルム)"の時代とは、…

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その直前まで刊行されていた"De Stijl(デ・ステイル)"の影響溢れる世界でもあったと思います。"De Stijl"について言えば、例えば発起人および編集長のTheo van Doesburg(テオ・ファン=ドゥースブルフ)、 Piet Mondriaan(ピート・モンドリアーン)や、Gerrit Rietveld(ヘーリット・リートフェルト)に代表されるクリエーター系アーティストたちの活動の方が注目されがちですが、これは文学史上では、1920年代に現れたさまざまな雑誌のうち、最も国際的な文芸雑誌ととらえられており、ここではラディカルかつ実験的な詩なども発表されていました。

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これは、"Forum(フォルム)"組(笑)、もう1人の文学仲間、作家のSimon Vesdijk(シモン・フェスダイク)さんと3人で撮った写真です。

そして、左下が、オランダ文学史の本に掲載されていた写真、ヒトラーとニーチェに扮した2人。右下のは前出デジタルオランダ文学図書館のサイト内にあったものです。

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ほんの気持ち本の表紙だけですが、それぞれの代表作を以下にご紹介しておきます。

一年ほど前だったか、古本屋で見つけた、Du Perron著  "Het land van herkomst(来し国)"、おひるね爆睡中の愛猫と記念撮影(笑)。

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これの初版は、こんな表紙だったようです。

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上半分には旧オランダ領東インド(現インドネシア)の山、下半分はエッフェル塔のあるパリの景色、というレイアウト。本の内容が反映されていて、なかなか素敵な表紙ではないでしょうか。これは、オランダ王立図書館のサイト内のページに掲載されています(当局には許可を得ています)。

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Ter Braak著 "Politicus zonder partij(政党なき政治家)"は、こんな本です。これは、主人の本棚にあったもの。2人の文学の友の代表作を一緒に並べてみました。 

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【2009/07/1802:00】 |『実践オランダ語講座』メルマガ用参考資料
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