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(先日某所の新年会で着たきものは義母からもらったもの。
色柄とも上品で気に入りました。流水柄というようです。)


            

今年になって、何度かきものを着る機会がありました。
ブログでも何度か書いていますが、私がきものを着ようと
思い立ったのはほんの5年ほど前のこと。それまでは
着つけの「き」の字も知りませんでした。

はじめは浴衣の着かた、それから、普段きもの、そして
絹ものというように、試行錯誤しながら少しずつ着ています。
まだまだ知らないこと、わからないことだらけなのですが、
なるべくなにかの機会には着るようにしています。
シーボルトハウスの館内ガイド(館にて要予約&有料)の仕事や
各種日本関連のワークショップを行う際にも極力きもので
出かけています。

私のもとにあるのは、ほとんどが母や義母、祖母たち、
大叔母など親戚からまわってきたきものです。中には、
東京山の手大空襲(1945年5月です)の際、茶箱に入れて
埋めてあったため焼失を免れたというきものもあります。
見渡すかぎり焼け野原となった東京の焼土の下から
掘り出された茶箱のきものは、その後の食糧難の時代、
地方の農家で農作物と取り替えてもらうための手立てにも
なりました。衣類や家財を売りながらのそんな暮らしを
「たけのこ生活」と呼んでいたと聞きます。

今、めぐりめぐってオランダの私のもとにあるきものの中には、
それでも残った東京の祖母や大叔母、親戚のものがあるのかも
しれないのだと思うと、やはり、なんだか、ながめるだけではなく、
時々でも身につけようと思うのでした。

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(これは、おそらく大叔母が女学校時代に着たきものの端切れなの
ではないかとのこと。大正時代?華やかでかわいい色柄です。)


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【2014/02/0401:16】 |オランダで和暮らし
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